参加者との一体感を得ることができる
身体を動かすことができる
自分だけのレッスンを演出できる
こんなところでしょうかね。
レッスンはどちらかというと芸術的な側面があって、それは私の性質とマッチしてるから好きなんだと思います。
ただし、毎回レッスンが充実するかといえば…そうではないんですよね。
失敗もたくさんあって…特にそれを実感するのは
「初心者がいたとき」
初めてのレッスン参加者がいると気合が入る!
とある夜のレッスン。
私のクラスに、初めて参加します!というCさん(30代・女性)がいらっしゃいました。
Cさんは最近ジムに入会したばかりの方ですが、以前にもジム経験があったのか、夜のクラスには結構参加しているみたい。
女性用のタンクトップにロングのスパッツという、やる気がバシッと伝わってくるファッションがそれを物語っています。
これまでは、私の1つ前のクラスを受けて終わりという日が続いていたため、いつか参加してもらえたらなぁ…なんて考えていたのですが。
まさかこんなにも早く参加してくれるなんて!
Cさん
初めてです~
わたし
あ!Cさん!ご参加ありがとうございます!今日は頑張りましょうね!
次につなぐため、少しでも良い印象を与えたい(下心?)。
実は2週間ほど前にも、初めて参加してくれたAさん(30代・男性)という方もいたんです。
でもちょっと合わなかったのか、それ以降参加しなくなってしまって…
そんなこともあるので
わたし
うっしゃー!今日のレッスンは絶対に成功させる!
かなり気合が入ります。
私のレッスンはワケあって割とキツめなので、ある程度参加者は絞られてしまうのは痛いところ。
それでも、たくさん盛り上げて楽しんでもらいたい!
特に初心者の方がいるときは、そんな気持ちが強くなります。
さて、そうこうしている内に参加者が1人、また1人とスタジオに入ってくる。
久しぶりの方、毎回欠かさず参加してくれている方…
おっと、2週間ぶりにAさんも顔をだしてくれました。
どうやらキツ過ぎて挫折したわけじゃなさそうだ…!良かった良かった!
(スイミングのほうで頑張っていたらしい…!)
レッスンスタートの時間がきて・・・
今日の参加者は15人!
いつもは8人くらいでちょっと寂しかったんだけど…もしかして夜のレッスンでは最高記録かも?!
初めてのCさん、2回目のAさん
そしてある程度動きにも慣れている他のみんな。
そんな気概で、レッスンがスタート。
初心者の方にしか意識が向かず、思うようにレッスンができないことも
レッスンが始まり、音楽に合わせて身体を動かしていきます。
わたし
お腹に力を入れて~!右、次は左!
軽快にスタートを切り、最初の10分くらいはわりとスムーズに進んでいるのが自分でもよく分かる。
今回は絶好調かな?
しかし、
レッスンに初心者がいる状態というのは非常に難しいものです。
段々と、泥沼にハマっていくのがよく分かります。
誤解を招きそうなので最初に言っておくと、決して初心者の方の性格とか態度とか、そういうのを言ってるわけではありません。
“初心者の方が、間違いはあってもしっかり最後まで楽しめるように伝えること”
これがとても難しいのです。
初心者の方というのは、言わば「何も知らない」状態。
レッスンの趣旨や難易度も分からなければ(説明はするし、レッスンスケジュールにも書いてはいますが)、どんな動きがあるかも分かりません。
脚はどう動かすのか?手の位置はどこにすればいいのか?
どこを鍛えているのか?どこをシェイプアップしているのか?
使う筋肉、使う部位、曲の構成やテンポもそう。
私たちスタッフ(インストラクター)の「これは当たり前」が、参加している初心者の方にとって”すべて初めて”であるのは、なんら珍しいことではないのです。
んで、泥沼にハマってしまった私ですが、敗因はいつも決まって同じこと。
(実は失敗はけっこうあるんです…)
- 全体を見ることができなくなる
- コーチングにメリハリがなくなる
初心者の方がいることで、この2つが生じてしまうのです…。
初心者の方が気になって周りが見えない!
わたし
(あっ!Cさん…ちょっと手と足がバタバタしちゃってるかな…?)
・
・
・
初心者の方がいるとき…私はいつもこんな感じ。
45分、もしくは60分のレッスンの内、ほんの1コマであれば普通の光景かもしれません。
むしろ、気にかけるのはかなり大事。
なんですが!
私の場合は、
常にそんな感じになってしまっているのです(汗)
初心者の方が気になりすぎて、周りに目がいかない。
いや、思い出してみればチラチラと全体の光景を見ていた記憶はあるんです。
1人1人が動いているのは確認していました。
でも…なんだろう?
参加している会員さんとのコミュニケーションがまったくできていないような、そんな気がする…。
普段はあまり人が入らないのに、今回は15人もきてくれた。
でも15人という数は全体的に見ると少ない部類なので、1人1人とお話しすることも容易いはずなんですよね。
にも関わらず、私にはそれができませんでした。
初心者に気を取られすぎてしまって、
他の会員さんとのコミュニケーションを怠ってしまいました。
(というか、たぶん初心者の方がいなくてもできないんじゃないだろうか…)
本当は、全員と会話がしたい!
アイコンタクトを取りたいし、レッスン中は全員と忘れずにハイタッチするタイミングを作りたい!
気持はけっこう高ぶるんですけどね…
どうも思考がかたよってしまい、身体がついてきてくれない模様。
単調なコーチングでレッスンが終わる
私のクラスでは、それぞれの動きで必ず「コーチング」をするように指導されています。
主に、
- どのように動くのか?の説明
- ケガを避けながら動くための説明
こんな感じで。
「どのように動くのか?」は例えば…
わたし
右、次は左、その後は前に!
とか
とか、そんな風に。
もう1つの「ケガを避けながら動くための説明」については
とか
とか、そんな感じ。
参加者に楽しく、そして効率よくレッスンを受けていただけるように、しっかりとコーチングをする必要があると教わってきました。
・・・が!初心者の方がいると、そううまくはいかなくなるんですよね…私の場合は(レベルが低いということか…)。
先ほど述べたように、初めての方は「分からない・知らない」のが前提条件。
だから
「どのように動くか」の説明に気を取られすぎて、ケガを避けながら動く説明にたどり着けないんです((+_+))
何度も何度も、同じコーチングの繰り返し…。
わたし
(ああっ!そのセリフ、さっきも言ったや~ん!)
次第にモチベーションが下がってくる…。
まぁ、参加者は特に何も思ってはいないんでしょうけども…
個人的にかなりグダグダ感を抱いてしまうので、まだまだ練習不足なんだろうなぁ。
参加者全員が「楽しかったな」と思えるレッスンがしたいよね
とまぁ、「
初心者の方がレッスンに参加すると一気に難易度が上がるのよね」
というお話をしてきました。
そんな風に思っているのは私だけなのかもしれませんけども…(笑)
私がレッスンを持ち始めたのは確か2014年。
この記事を書いている今は2019年だから、もう5年も経っているのか。
早いなぁ。
にも関わらず、こんなぺーぺーなレッスンしかできないのはちょっとヤバい。
もっと実践を通してスキルを磨いていかないとね…!
私が目指すのは、参加してくれた全員が
って声がたくさん出てくれるようなレッスンをすること!
お金を払ってジムに入会してくれているのだから、それに見合った(もしくはそれ以上の)サービスをしていきたい!
そんな風に思ったり。
私はまだまだ成長できる!
会員さんのために、精進するぞ~
おわり]]>
コメントお待ちしてます!