あまり親しくない会員さんのカルテ(トレーニング記録用紙)にコメントを書くこと」
に苦手意識があり、時間を費やしてしまいがちなんです。
親しくない会員さんのカルテに、なんてコメントを書けば良いか分からない!
親しくなるのが難しい会員さんあるある(ディスりじゃないですよ!)
しかしながら、そういった方ももちろんカルテを使うことが多かったりして
そして私の場合、そんな会員さんのカルテに対して何を書けば良いか分からないんです!
思い浮かばない!ほんっとに!
1分くらい考えた後、「今日はコメント書かなくてもいいかな…」なんて諦める始末ですからね!
もちろん親しい会員さんであれば、コメントを記入するのに苦痛を感じることはありません。
それこそ日ごろから会話をしているわけですから
“悩んでいること”や”好きなこと”を把握するのは容易いし、それに対してコメントで触れることもしょっちゅうです。
でも普段会話をすることもなく、「こんにちは」「お疲れさまでした」くらいしか言葉を投げかけることがない会員さん…。
「好きなこと」や「トレーニング事情」について知ることができず、こちらから最適なコメントを書くことができません。
もちろん、絶対に書けない!というわけではないんです。
例えば
- 筋トレマシンの重さが増えましたね!素晴らしい!
- 今度、こんなイベントやるんですけど、ぜひご参加いかがですか?
- 次は〇〇のマシンをやるといいですよ!
みたいに、トレーニングのアドバイスだったり、イベントの告知をしたりすることは簡単です。
じゃあそうすればいいじゃないか!
ええ、そうなんですけどね…
私の中で、ある葛藤があるんです。
「
そんなありきたりな文章で本当にいいのだろうか?」
と。
アルバイトならまだしも、ジムの経営を保つため、会員さんの退会を防ぐにはどうしたら良いか?を考え、アクションを起こすのが私たち社員の仕事・・・
なのに、コミュニケーションの必要がある”あまり話しをしない会員さん”への対応をおそまつにするなんて、それはちょっと無責任すぎないか?
と。
もっと、
会員さん1人1人に向けたメッセージを残すことがプロのスタッフなんじゃないのか?!
そんな思いが、私の頭の中を駆け巡るのです。
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自分に書いてくれた手紙って嬉しいですよね。[/caption]
こんな風にブログをやってきましたから、イヤでも学びます。
「多くへ向けたメッセージは絶対に届かない」のです。
「あなた」へのコメントが一番大切なんですよね。
じゃあ、具体的にはどうすれば良いのでしょうか?
最終的に行きついた答えは・・・
会員さんのことを「ほめる」+「質問」を投げかける
ある程度観察をしたりする必要こそありますが、コメントの記入に悩んだらまずは「
ほめる」
そして「
質問」する。
この流れだと自然にできて良いのかもしれません。
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ほめられたら嬉しいのはみんな一緒![/caption]
以前、あまり会話をしない女性会員さんのカルテに下記のようにコメントしました。
その女性会員さんは、くるたびくるたびランニングマシンで歩いてて
そのイメージがすごい強くなっていました。
そんな会員さん、必ずどこにでもいますよね?
そこで、毎回しっかり歩いてることを「
ほめる」
また、継続できるコツを「
質問する」
そんな感じでスムーズに書くことができました。
「あなたのトレーニングをしっかり見ていますよ!」
そんな印象を与えることにもつながりそうだと思いませんか?
さて、上記のコメントを書いた数日後…
嬉しい結果が待っていたんです!
なんと、その女性会員さんからコメントに対する返答をくれたんですよね。
こんな風に!
「
ほめる」「
質問する」のコンボで、うまく会員さんにメッセージが届いたな!と実感しました。
また、これは予想外の収穫でしたが、私が
という印象だったのに反して、女性会員さんは実はおしゃべりが好きだったんです。
コメントについて、後日お話しをしたときにすごく笑顔で話してくれて
「あぁ、勝手に(会話をしたがらないなんて)決めつけちゃいけないんだな」
と理解することにも繋がりました。
「
ほめる」「
質問する」
全員が全員、上記の女性会員さんのようにはならないかもしれませんが
この2つを使うことは最適だと考えています。
会員さんとのコミュニケーションを円滑にしよう!
増え続ける様々なスポーツジム。
運営側としては、1人でも多く会員を増やしたい思いが強いことでしょう。
そんな中でできることはたくさんありますが、やっぱり1人1人とのコミュニケーションが取れていることも大事な要素の1つだと思っています。
マシンとか、設備みたいなハード面も必要ですけどね。
カルテによるやりとりは地味ですが…かゆいところに手が届くような方法ですので
ぜひスタッフの方は意識してみてはいかがでしょうか。]]>
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