このページでは、スポーツジムで働く正社員の仕事を紹介しています!
「ジムの仕事内容が気になる…!」 という方はぜひチェックしてくださいね。
【エリア別】スポーツジムの正社員が行う仕事
パーソナルジムではなく、総合大型ジムに限定しています。
また、全てのジムで共通した仕事があるわけではないので、その辺りはご了承ください。
- トレーニングジム
- スタジオ
- プール
- フロント
- バックヤード
上記5つのエリアごとに、仕事内容を詳しく見ていきます。
トレーニングジムエリア

筋トレマシンや、ランニングマシンなどが並ぶエリアです。
主に会員へのトレーニング指導が中心、業務内容を見ていきましょう。
トレーニング指導
初めてのジム利用や、何か目的があってトレーニングする会員へ、下記のような指導(サポート)を行います。
- マシンの使い方
- 効果的なトレーニング方法
- ストレッチのやり方
- トレーニング補助(指導ではないが)
⇒ベンチプレスやスクワットなど - 雑談
もちろんスタッフも事前に研修を行うため、業界未経験の方でも1~2週間ほどで最低限サポートできるレベルになります。
また、よりレベルの高い指導をするために外部研修へ参加したり、個人でトレーニング資格を目指すスタッフも。
教える技術が高ければ高いほど、会員の中でも一目置かれる存在となるので、やりがいを感じやすくなりますね。
トレーニングファイルの管理
多くのジムでは、会員ひとりひとりがトレーニングを記録するための専用ファイル(用紙)があります。
(※ないジムもあります)
もちろん使う・使わないは会員が決めますが、ファイルを使う方の分は管理対象です。
難しいことはなく、トレーニング記録にコメントを記入したり、新しい用紙を渡したり。
少しでもトレーニングを楽しんでいただくためのサービスとして行います。
体組成測定
“体組成計“と呼ばれる、筋肉量や体型チェックができる測定機器を置いているジムはたくさんあります。
会員本人だけでできる機器もありますが、「測定したい」と申し出があった会員へ測定のサポートをする場合も。
専用用紙に結果を印刷し、会員へ渡します。
また、トレーニング初心者に対しては下のようなアドバイスをすることも頻繁にあります。
- BMIや基礎代謝量など、専門用語の説明
- 理想の体型に近づけるためのトレーニング方法
- 日常の食生活のアドバイス
こちらも研修を行うことで基礎的な知識が身にきます。
見学者の案内
ジムに興味があって見学にきた方へ案内をします。
すでにジムを経験している方から、まったく初めての方まで、さまざまな方へ魅力を説明することになります。
いかに「あ、ここで運動してみたい!」と思わせられるかが重要ですので、丁寧な対応が必要です。
初回利用者・体験者へのオリエンテーション
後日追記します
マシンや設備のメンテナンス
スポーツジムでは、予想以上に多くのマシン(機械)が存在します。
もちろん不具合がつきものですから、正社員は機械の修繕にも対応します。
一例を挙げると…
- 筋トレマシン⇒部品が破損したり、ワイヤーが切れたりする
- ランニングマシン⇒モーターや心拍センサー、足が設置するベルト部分の不具合
- スタジオ⇒音響デッキやスピーカー、スタジオマイクの不具合
- 浴室・プール⇒配管の破損、塩素タンク不具合
- 受付周辺⇒PCの不具合、ネット回線の急な遮断
もちろん業者に連絡した上で対応してもいますが、場合によっては社員が処置をすることも。
ジムエリア内清掃・ロッカー清掃
後日追記します
ジムエリア内・スタジオプログラム参加者の人数チェック
後日追記します
アルバイトスタッフへの共有や指示出し
見学案内やオリエンテーション、清掃など…ここまでさまざまな業務を挙げてきました。
いっぽうで、 正社員自らがフォローや清掃をするのも大事なことですが、他にもやるべき重要な仕事があります。
ですから、人件費をムダにしないためにもアルバイトをうまく動かします。
- 〇〇さんは、ジムでガード(エリア巡回)をお願いします
- □□さんは、ロッカー点検(清掃)に行ってください
- △△さん、あちらの会員さんが困っているようなのでお声がけしましょう
円滑にジムの営業をしていくため、様々な角度から見てアルバイトスタッフに指示を出すのも正社員の仕事です。
スタジオ

2つ目は、スタジオ内でのプログラム(グループエクササイズ)です。
一般的には、外部のインストラクターに委託するものですが、正社員も週に数本プログラムを行う場合があります。
たくさんの会員が入れる、音響設備の整った広い空間のこと。
面積はジムによって変わりますが、せまくても20人くらい収容可能。
広いところだと100人ほど入れるスタジオもあり。
スタジオプログラムはさまざまなジャンルに分かれています。
- ヨガ、ピラティス
- ストレッチ、ポール、バランスボール
- エアロビクス
- ダンス
- 格闘技系エクササイズ
- 筋トレ系エクササイズ
「音楽に合わせて動くのが好き」「たくさんの人にエクササイズを楽しんでもらいたい」という方にはピッタリな仕事内容。
もちろん、プログラムを担当するときは研修が入ります。
内部研修で済む場合もあれば、外部研修でライセンスを取得するものまでさまざま。
グループで行う分、楽しさややりがいを感じるスタッフは多い傾向です。
プール

3つ目はプールです。
ジムによっては25mプールが併設されており、子どもたちのスクールレッスンなどを行います。
ある程度の泳力が必要となる業務内容ですが、こちらも合間を縫って研修を受ける機会があるので、まったく泳げない状態でもレベルアップが可能です。
監視業務
後日追記します
スクールレッスン
後日追記
スクールレッスンの進級テスト結果作成
スイミングスクールでは、2か月に1回くらいで「進級テスト」が行われます。
子どもたち一人ひとりの泳ぎをテストして、次の泳力の級(帽子)に進めるか進めないかの合否判定を行い、通知を作成するのも正社員の仕事です。
合格の子どもには賞状やバッジを渡したり、不合格の子には具体的にどういう動きをすれば合格できるのかを、ジムで作成したオリジナルカード(成績表)に書いて渡します。
ただし、スイミングスクールは外部のフリーインストラクターも行うため、進級テストや成績表は必ずしも正社員だけで行うわけではありません。
場合によってはアルバイトが判断するときも。
スクールロッカーなどの清掃
後日追記します
フロント・ショップ
入会・退会など各種手続き
後日追記します
手続きした書類の確認
スポーツジムに入会する方は、まず「入会申込用紙」をはじめとした各書類の記入をします。
また、そのときに対応するスタッフは確認を行いますが、手続き後に改めて正社員もチェックしていきます。
そのときに気づかなかった「記入漏れ」や「誤字脱字」が多く、そのまま放置してしまうと後ほど大きなトラブルにもなりがち。
特に、入会申込用紙や銀行口座登録用紙に関しては、100%ミスなく記入をしていただく必要があります。
対応したスタッフだけではなく、第三者であり、業務に対しての意識が高い正社員も確認することでミスをなくすことがポイントです。
ジムによっては、アルバイトだけでチェックを完結させる場合もあり。
電話対応
後日追記します
見学・体験の受付
後日追記します
忘れ物の管理
後日追記します
レジ対応
後日追記します
ショップ商品の管理
後日追記します
バックヤード・その他

会費請求業務
スポーツジムは「会員制」であるところがほとんど。
よって、会費を銀行口座から引き落とすための業務が必須となります。
ここ最近はクレジットでの会費清算も増えてきましたが、これも同様に請求処理の対象となります。
進め方はジムによって違いますが、一般的には
- 全会員のリストを出して、「誰が」「いくら払うか」を1人1人確認
- 諸事情により会費をもらわない会員に関しては、口座からお金を引き落とさないようにPCで処理をしておく
- 確認が終わったらPC上で処理の実行
といった流れで行います。
また、実際に口座引き落としが終わった後には「会費が引き落しできなかった会員」のリストが出力されます。
口座にお金が入っていなかったり(資金不足)、そもそも口座の情報が違かったり(口座不備)すると、引き落しができません。
リストに上がった会員へは、電話なり手紙なりで通知。
後日、現金でレジ清算となります。
会費の請求処理は、会員数によってかかる時間が変わります。
早ければ1日・2日で、遅いときは1週間ほどかけて実施します。
シフト作成
多くのジムはアルバイトを雇っていますから、月に1回(もしくは2回)シフトを作成します。
作り方やシフトのフォーマットに差はあれど、アルバイトスタッフのシフト希望を見ながらパズルを組み立てるように作成します。
途中、どうしても人手が薄い部分が出てきたり、逆に人手が厚すぎてアンバランスになることもあるので、その際は
- シフトに入れる日を増やせるかどうか?(特定の日に出れるか)
- シフトを減らせるかどうか?
- 希望の日にちではないところでも入れるか?
こういったやりとりをアルバイトスタッフと行います。
また、最近は健全で効率的な労働を重視する企業が増えてきました。
よって、雇用保険に加入しないアルバイトスタッフのシフトは、週20時間以内に収まっているか?といった点も考慮しながら作成する必要があります。
アルバイトスタッフの勤怠管理
アルバイトスタッフの管理はシフトだけでなく、勤退…つまり「タイムカード」も含まれます。
お給料に関しては、ジムを運営する会社の本部(主に経理)の業務であることがほとんど。
ジムで働く社員はスタッフ全員分のタイムカードを集めて提出するのみです。
しかし、例えばよく使われる厚紙のタイムカードの場合だと
- 押し忘れで出退勤の時間が打刻されていない
- 誤って他のスタッフのタイムカードに打刻してしまった
などのミスがつきもの。
そのまま何もせずに提出してしまうと正確に給与計算ができないのは明白ですから、1人1人のタイムカードを確認。
ミスがあれば修正をし、正しい情報で経理に渡します。
最近ではICカードの読み込みタイプも増えてきましたが、それも忘れてしまっては結局のところ修正が必要になりますよね。
ミスが起きないよう、アルバイトスタッフに気を遣うのも仕事の1つです。
POP・ポスター・管理表などの作成
イベントを行うときにはPOPやポスターを、また新しく管理が必要になる業務ができたときは管理表を作成します。
主にワードやエクセル、イラストレーターなどを使い、それぞれ必要なものを仕上げていきますが、具体的には
- スタッフやインストラクターのプロフィール写真
- 「お客様の声」に対する回答用紙
- トイレチェック表
- イベントのお知らせ
これらを始めとした、たくさんの掲示物を作成。
特に難しいことはありませんが、ジムで働く正社員といえど、PCを扱う技術も必要になるでしょう。
外部インストラクター・パーソナルトレーナーの管理
清掃をしたり、マシンの使い方を教えるスタッフとは別で
- スタジオプログラムのみ行う「フリーインストラクター」
- より高度な資格を持っていて、マンツーマン指導のみを行う「パーソナルトレーナー」
のフィー(お給料)管理もあります。
ちなみにフィーは時給ではなく、例えばフリーインストラクターなら1レッスンあたりのフィーとして計算することが多いです。
(例:1レッスン=3,000円)
「このインストラクターさんは、今月〇本のレッスンでした」
「だけど、この日とこの日は休んでます」
という集計を経理に提出する流れです。
パーソナルトレーナーも大体同じで、教えた会員1名につき〇〇円という計算です。
アルバイト・フリーインストラクターの求人掲載・面接
ジムで働く人員が不足している場合は、求人情報を載せる必要があります。
広告会社と綿密なやりとりを行い、タウンワークやフリーペーパーに掲載。
また、掲載された内容を見て応募してきた方に対して面接を行い、合否の連絡をするまでが一連の業務となります。
備品の発注・買い出し
ジム内には様々な備品があるので、その都度業者やネット販売などを通じて発注をかけます。
業者に依頼するときは発注書をFAXしたり、メールを担当の方に送信の上でやりとりをしていきます。
一例を挙げると
- トイレットペーパーやティッシュ、文房具などの用品
- 筋トレマシンのパーツ
- プリンターのトナー(インク)
- 玄関マットや足ふきマット
- シャンプーやボディソープ(お風呂がある施設)
こういったものを発注。
発注そのものはジムにいる社員がやることもあれば、接客に携わらない本部が一括して行うこともあります。
スクールバスの運転
スイミングスクールがあるジムでは、バスを運転して子どもたちを送迎することもあります。
お迎えのときは決まったルートで各バス停に停まり、子どもたちを乗せてジムまで向かいます。
各曜日、どのバス停でどの子どもが何時何分に乗車するかはリスト化されているので、例えばバス停に子どもいなかった場合は、ジムのフロントへ連絡を入れて欠席がどうかの確認しつつ進みます。
ちなみに、バス(マイクロバス)の運転には中型免許が必要となります。
もし正社員がバスの運転をする場合には、勤務時間中に教習所へ行き、会社の経費で免許を取得することになるでしょう。
一方で大手のスポーツジムなどは運転を業務委託する場合も。
イベントの企画
会員により満足してもらうために、定期的にイベントを行うジムは多いです。
通常営業のみだとマンネリ化しやすい側面もありますから、もっとトレーニングが楽しくなるような、もっとジムにきたくなるような特別な催しを考えます。
よくあるイベントとしては
- スタジオイベント(ハロウィンやクリスマスの仮装レッスン)
- 会員限定のビンゴ大会
- ジム外でのバーベキューや飲み会
- プロテインやサプリメントの試飲会
こういったものが行われています。
(※2020年以降はイベントを控えているクラブ多数)
正社員の立場だと「これやりたい!」というイベントを実現するために、「企画書」や実際にかかる費用などをまとめた「稟議書」を作成。
それを上司や本部に提出して、承認をもらえたら準備にとりかかります。
アルバイトや他の社員も巻き込み、一丸となって顧客満足度の向上を目指します。
ミーティング・会議
後日追記します
各種資料の作成
後日追記します
おわりに:ジムの正社員はいろんなことをやってます
スポーツジムで働く正社員の仕事内容を紹介してきました。
スタッフは「トレーニングを教える」というイメージがかなり強いと思われがちですが、事務作業もメンテナンスも…けっこう幅広く行っているんですよね。
また、この記事で「え…これ全部1人でやるの…?」なんて思われた方もいるでしょうか。
もちろん、数人で分担しますからご安心を。
すべては会員の方が気持ちよくトレーニングするため…
興味が増したときは、ぜひ正社員として働いてみてはいかがでしょうか?
コメントお待ちしてます!